先輩紹介 – case1


開発部 ディレクター
1991年入社

開発部 ディレクター
1991年入社

【略歴】
「THE ATLAS」(PC-98)/プログラム
「関ヶ原」(PC-98)/プログラム
「A3」(PC-Engine)/ディレクション、プログラム、グラフィック
「カルネージハート」シリーズ(PS・PSP)/ディレクション、企画、プログラム、ロボットモーション
「BASIC STUDIO」(PS2)/ディレクション、企画、プログラム、マンガ原作
「シード」(PS2)/ディレクション、企画、プログラム
「A列車で行こうDS」(DS)/ディレクション、企画、プログラム
「カルネージハートEXA」(PSP)/ディレクション、企画、ロボットモーション     

仕事内容

ディレクターの仕事は、簡単に言うならばゲームを完成させることです。
決められた予算と期間内にゲームを完成させるために、さまざまな手を尽くすのが仕事です。具体的には、完成イメージを伝えるための企画書や仕様書、全体的なスケジュールの作成などを行います。
また、プログラマーやデザイナーなどで構成されるチームを率いて、ゲームの方向性を指示していきます。
それぞれの開発スタッフの作業工程を知っている等、ゲーム開発における総合的な知識が必要になる仕事です。
もともとはプログラマーだったので、プログラミングの一部を行うこともあります。

ディレクターとして嬉しかったこと

発売されたゲームの評判が良かった時が、一番うれしい時です。
ファミ通で殿堂入りしたり、ユーザー評価サイトの得点が良かったり、Amazonのカスタマーレビューが良いと非常にうれしいです。
最近はブログ内の検索も簡単にできるようになったので、タイトルで検索して評価や感想を探したりもします。
評判の良いものだけでなく、厳しい意見を見つけることもありますが、具体的な指摘は非常にありがたく思っています。

ディレクターとして苦労したこと

予算や期間、人員など、決められた条件内でプロジェクトを遂行しなければならないのですが、 厳しい条件が重なる時もあり、どんな状態でもプロジェクトを無事完了できるようにコントロールしなければなりません。
理想を高く掲げてがんばりたいと思っても、現実的にはいろいろな面で妥協を強いられます。
また、どのような条件で開発したタイトルであっても、完成後に言い訳をする機会はありません。
プロジェクトの舵取りは、理想と現実の板ばさみで、いつでも苦労させられます。

ディレクターとして必要だと思うこと

ゲームを作り上げるには、自信のある得意分野を持っていることが大事だと思います。
プロジェクトが落とし穴や行き止まりに入り込まないよう、問題の予測、解決能力なども重要でしょう。ゲームが好きであり続けることも大事で、本当に自分が楽しめていなければ、他人が楽しめる物を作れないでしょう。健康的なコンディションを保つことも大事で、仕事によって体調を崩してしまう人も少なくありません。
必要だと思えることは他にも色々ありますが、足りないことを見つけ出し、対策しようとする姿勢が一番大事なのかも知れません。

将来の夢

現実的には、たくさん売れるゲームを作ることが目標ですが、夢としては、将棋や麻雀のような不朽のゲームを作りたいと思っています。
また、仕事だけにかまけることなく父親としての責任も果たして行きたいと思います。

とある一日のスケジュール

 07:00 子供用の大音量目覚ましにより起きてしまう。
 07:30 子供二人を小学校へ送り出す。
 09:00 嫁を送り出した後も自由な時間あり。
 11:00  出社
外部とのメールをチェックし、急ぎのものがあれば片付ける。
 12:00 昼食
会社近くにやってくる弁当屋を利用することが多い。
 13:00 開発作業
ディレクターの作業はプロジェクトの進捗によって変わる。
プロジェクトの初期では、仕様書やスケジュールの作成を行う。
今はチュートリアル用のテキストを書いているが、セリフを書くのが苦手なので辛い。
プロジェクト終盤ではレベルデザインなども行う。
 19:30 退社
忙しいときは帰りが遅くなるが、そうでなければ長居無用。
 20:30 帰宅
食事と風呂を済ませたら、子供の勉強を見てやったり、一緒に遊んだり。
 22:30 子供を寝かせた後は、TVやネットを見たり、嫁とゲームしたり様々。
 24:30 就寝

休日の過ごし方

最近は子供達を連れて海釣りに行くことが多いですが、対戦や協力プレイのTVゲームをしたり、カードゲームやボードゲームなども家族で遊んでいます。