宇宙歴528年。人類は第28期カルミラン条約によって、銀河系異種族協調同盟「カルミラン」に参加を許された11種の宇宙生命体とともに、銀河二分枝宇宙域フォーミタン第一、第二領域を統治していた。同盟に参加した初期は、異なる文化や思想・政治形態から幾度も恒星間紛争が勃発していたが、現在では平穏な時が流れていた。しかし、既知の生命体とはまったく異質なるものによる突然の無差別攻撃により、和は破られた。

◆同年 人類は対SEED防衛組織《ASDF》を設立
同盟はこの無差別攻撃に対し効果的な反抗ができぬまま、多くの惑星が敵の支配下へと落ちてしまう。
また、同盟が後手にまわることとなった要因に、敵の散布する謎の粒子が衛星軌道上からの攻撃を一切無力化してしまうということがあった。
やがて準備不足であった同盟軍も、謎の攻撃の主を「シード軍」と名付け、対シード防衛組織ASDF(Anti Seed Defense Force)を組織するにいたった。

◆同年 《ASDF》はアリアーナ奪還作戦を決行する…!
そして、《ASDF》は、惑星アリアーナの軌道上に宇宙要塞『ガルーダ』を建設。衛星兵器を無効化する謎の粒子の影響を避けるため、『ガルーダ』から直接機動戦艦を降下させるという大規模な作戦を決行する。
この無謀とも思える作戦を指揮するのは、知将と名高い『ムラジ・F・バグワン』大佐。そして、彼のもとに機動戦艦のパイロットとして数多くの若者達が集結する。その中には、故郷アリアーナの解放に闘志を燃やす少年アキア・レイがいた…。


★SF小説家『羅門祐人』氏の緻密な世界設定

『シード』の世界観設定、ストーリー原案は、SF小説家の羅門祐人氏の手によるもの。歴史はもちろん、惑星の大気成分にいたるまで、緻密な設定がされています。
これらの緻密な世界設定の上に成り立つSF WARシミュレーション『シード』は、ハードSFファンも満足のいく内容になっています。

羅門祐人 代表作
「時航惑星ガデュリン」シリーズ(角川書店)/「青き波涛」シリーズ(KKベストセラーズ)/「愚連艦隊」シリーズ(コスミックインターナショナル)/「星間興亡史」シリーズ(アスペクト)

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