別名“紳士のフリント”と呼ばれたその男は、海賊王を名乗るに恥じぬ
知恵と力と心を持った海の男であった。
あるとき、紳士のフリントは、伝説の秘宝「アンク・オブ・マイト」
の眠る幻の「八番目の海」を目指して出港する。
しかし霧深い海を行く途上で、フリントの海賊船
「アマータ・スポーザ」は謎の炎上を起こす。
フリントは謎の言葉を子分たちに残し、沈みゆく
「アマータ・スポーザ」に一人留まり、船と運命を共にした。
あまたの海賊と国家から恐怖と尊敬の念を込めてその名を呼ばれた男も
ついに「アンク・オブ・マイト」の謎を解き明かすことはできなかった･･･
｢キャプテン・フリント｣の悲報はやがて、フリントゆかりの人々に届いた。
海賊王フリントの息子である正体を隠し、海軍で艦長の任に当っていた
息子「ロジャー・フリント」
フリントとの結婚式を挙げ海賊王の妻となったばかりの
「サラ・ターニッツ」
２人はフリントの後継者として、残された数少ない子分を率い、
海賊として船出することとなる。
海賊王フリントですら手に入れることのできなかった
「アンク・オブ・マイト」を手に入れるために・・・。
