E.N.M Network ![]()
![]() しかし、 その豊富な地下資源に対して食糧の自給自足が出来ない事から、木星圏は長きに渡って火星の統治下に置かれていました。 その不満は「2198年・木星の叛乱」事件と言う形で表面化し、木星圏を戦乱に巻き込みました。 戦乱は多くの犠牲を出しながらも 木星方面軍のOKE部隊 により鎮圧され、戦乱は一時的に収まりました。 そしてこの闘いの結果、 木星圏の統治権が火星から地球連合に移り、その圧政が軽減される形で終結します...。 しかし、未だ植民地としての感は拭えない状態が木星には残っています。 この意識は火星と木星の間に漂うアステロイドベルトに住む人間、 アステロイドベルター達にも深く根ざしており、木星圏の人間と共に、地球圏・火星圏への反感がつのっています。 そして2204年、火星の辺境クラウナン地区にて再び戦火が上がり、新たな事件の始まりを告げます。 ◆ZEUSⅡストーリー・序章◆ 主人公グラハムは木星叛乱事件で命を落とした母、ベッチナ・カウニッツの遺書を受け取ります。そこには自分が母の本当の息子ではなく、亡き父ウォルターのクローンであることが記されていました。 母の死、母が自分の本当の母ではなかった事実、そして己がクローンという人工的に造られた存在であること。衝撃を受け、自分の存在に苦悩しつつも歳月は流れ、それから4年後、グラハムは16歳となります。わずか16歳にして軍の士官学校を優秀な成績で卒業したグラハムは、士官学校で知り合ったジョン、トムと共に火星の前線基地に送られ、ブラポ大尉の命令されるままに初のの実戦をおこないます。 マーク・グラント大尉(前作主人公)、キリング、ラミアムといった前作に登場した人々との出会いや、ライラ・スチュアート、アンナ・ボーソン、ニラーダ・テサワといった美しいヒロイン達との出会いの中、グラハムは自分の存在というものを確認してゆきます。 |