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ビルはブロックと経験を重ねて作るんです!
 ホンモノの設計は、製図ペンにT型定規など、さまざまな道具を使って書き、青写真を作り・・・という大変な作業だ。最近ではCADといって、コンピュータを使って図面を作ることも多くなってきた。
 建築の勉強をした人だと、これらの作業はパズルみたいに面白くてやりがいのある仕事らしいんだけど、ゲームユーザーがいきなりビルの図面を書くなんて難しすぎ。
 だから「はなまる工務店」の設計部門では、画期的なビル設計システムを導入している。その名も「積み木方式」だ!

一般積み木
通常

 「積み木方式」のビル設計は、みんなが子供の頃に遊んでいた、積み木やブロック遊びとまったく同じ。立方体を基本としたブロックを使って、並べたり重ねたりしていくだけなのだ。
 並べれば床面積が広くなるし、積んでいくほど高層ビルが出来る。もちろん、敷地面積よりも広いビルは建てられないし、予算オーバーになるほどの高層ビルは建てられない。限られた敷地と予算内で、建主さんの要望をかなえるビルを設計するのだ。
飾り積み木
色々飾り

 真四角なビルだけではつまらないよね?
 だから、ブロックは立方体だけではなく、さまざまな形をしたブロックや、色違いのブロックが用意されている。メルヘンチックなビルや、SF映画に出てきそうなヘンなビルも作れるのだ。ここから先はプレイヤーのセンス次第だ。
 ホンモノの建設会社では、デザインに統一感を持たせていることもあるよね。例えば、マンションだったら白い壁に青い屋根は○○レジデンス、茶色いレンガタイルは○○マンションというように。
 このほかにも、屋根には必ずとんがり帽子がついているとか、エントランスがクネクネしているとか、キミだけのアイデンティティにこだわるのもカッコイイと思うよ。
 もちろん、思いっきりヘンな設計にして、デザインの限界に挑戦してもらってもオッケーだ。

特殊積み木
エスカレーター

 積み木には、ビルの外観やフロアを示す基本ブロックのほかに、特殊な機能を持ったブロックも用意されるのだ。ここにあるのは、そう、誰もが良く知っているエスカレーターだ。この他にもエレベータや階段などの昇降設備ブロックがある。基本ブロックよりもコストは割高だけど、昇降設備ブロックを作らないと、高層ビルは建設できないから気をつけよう。
 特殊ブロックは今回紹介しているもの以外にもたくさん登場する予定なので、楽しみに待っててね。

組みあがり図
組みあがり

 ちなみに、ここで紹介した部品を元にスタッフが作ってくれたのがこの建物。さて、これは何でしょう? お城かな、それともリゾートホテル? 実は秘密基地になっている学校? いろいろと想像が広がっていくよね。単純なパーツの組み合わせだけでも、ここまで表情豊かな建物が設計できる。ゲームの発売が待ちきれない人は、ここにあるパーツを使って組み合わせを考えてみよう。
 ちなみに、ビルを設計するには、少ないパーツでパターン化されたユニットを作っておき、そのユニットを組み合わせていくと、デザイン的に整ったものができやすくなるようだ。
 また、ビルの設計に大切なことは「建てやすさ」。前回の職人さんのところを読んでもらったら解ると思うけれど、大きなビルなのに入り口がひとつだけだったり、高層ビルなのに昇降設備が少なかったりすると、職人さんたちが動きにくくなってしまうので、スケジュールに間に合わなくなってしまうのだ。
 ・・・おっと、ヒントになりそうなことは、また次の機会ということで。では、次の情報をお楽しみに!

特別付録 とび職「ノブさん」の「オレにも言わせろってーの!」
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