コンテスト受賞作品解説
★優秀賞★
賞金5万円

BEYOND STORY 体験版

製作者名:Projectγ さん

作品のポイント:インターネットで知り合った8人が協力して作りました。一ヶ月という短期間ながらBASIC STUDIOの機能をできるだけ使って完成させています。また、裏技や何度も遊べる工夫をしています。
Beyond Story
イベントシーン 移動は2D
イベントシーンもある本格的な内容 移動は見下ろしがたの2Dタイプ

評:体験版ということもあり、未完成の部分や調整が必要な部分も見受けられますが、募集を開始してからわずか1ヶ月という期間でここまでの作品を作り上げたことはすばらしいと思います。また、基本的にデフォルトモデルのみ使用可能といった状況で、ここまでのイベントシーンが作成されているのも評価に値するといえるでしょう。今後の完成度の向上と、オリジナリティーの向上を期待します。



★入賞★
賞金1万円

CHAIN MASTER EXTRA VERSION

製作者名:YUITA さん

作品のポイント:
落ち物パズルゲームです。アルファベットは同じものを4個以上つなげると消滅します。2連鎖以上起こると次に落ちてくるブロックは連鎖した数の数字ブロックになります。数字ブロックはその数字の数だけつなげると消滅します。また、レベルが設定されていて一定数ブロックが落ちるとレベルが上昇していき難易度が上昇していきます。ハイスコアを出した場合、名前を入力して記録することができます。セレクトボタンで操作説明ができます。
タイトル画面 ゲーム画面
フォントをうまく使用してタイトル画面としている システムは良くあるタイプの落ち物パズル

評:
全体的にまとまりが良く、セレクトボタンによる操作説明や、ネームエントリー機能もついていて完成度は高くなっています。オリジナル要素を付け加えてはいるものの、基本となるゲームシステム自体は良くあるものなので、もう少し、オリジナリティーがあれば良かったのではないかと思います。





あいむパイロット

製作者名:おはり さん

作品のポイント:
縦/横スクロールや敵の攻撃パターンが決まっていない、毎回展開の違う、シンプルな2Dシューティングです。
バルカン発射 接近戦
基本は自機を後ろから見た視点でプレイ 敵が近づくと大迫力

評:
2Dながらもモデルを使用して立体的に仕上げたシューティングです。シンプルなシステムながらも、画面左下にレーダーマップを装備していたり、敵キャラクターやミサイルの挙動などを見ると細かい所も丁寧に作り込まれているのがわかります。個人的に楽しませていただいた作品です。





Interactive Demos for PS2 ver1.0

製作者名:wakufactory さん

作品のポイント:
20年前の「マイコン」時代から、こういったものをつくっていますが、PS2の能力をBASIC STUDIOで発揮して、簡単にこんなものができるよ、というサンプルのようなものです。今回は時間の制約で2種のみ。まだいろいろネタはあるので、バージョンアップ予定。
フラクタル ボール
木のようなものがうねうね動く こちらは真ん中の球の周りを小さい弾がうねうね動く

評:
なかなか気持ちよい作品。うねうねと動くちょっと不思議な感覚は画面写真だけでは伝わりません。実際にみなさんの手で動かして頂きたい作品です。副プログラムをうまく使っているのでプログラムの参考にもなるでしょう。





ロンじゃん Ver0.2

製作者名:加藤 誠 さん

作品のポイント:
麻雀のルールを簡単にしたゲーム。
方向キー左右と○ボタンのみの簡単操作
通常 得点計算
コンピュータ2人と対戦 役の計算もこのとおり

評:
基本的に方向キーと○ボタンのみで操作可能なため、手軽に進めることのできるゲームです。麻雀よりもルールが簡単で絵柄もかわいいものをセレクトしているので「麻雀は難しい」と思っている人でも遊びやすくなっています。ただし、どのような役があるか分からないためヘルプなどで役の一覧が欲しい所です。





戦争ゲーム

製作者名:渡邉 裕之 さん

作品のポイント:
これは我が家でおよそ10年前に考えられたカレンダー(大きい紙)と鉛筆と消しゴムを使用する遊びをゲームにしたものです。右スティックを使うあたりが他のゲームとは少し違うと思っています。
マップはランダムで生成 移動や攻撃を右スティックで行なう
マップはランダムで作成 移動や攻撃は右スティックを使って行なう

評:
粗削りな点があるものの、オリジナリティーは高く非常に楽しませていただいた作品。移動や攻撃はすべてアナログスティックで行なうほか、自爆して周りを障害物の木にしてしまうユニットがあるなどのユニークな仕様が盛りだくさんです。このまま、完成度をたかめれば非常に面白いものになると思います。今後に期待の作品です。





★特別賞★
SONY製プリンタ「popegg」

ABAS

製作者名:おはり さん

作品のポイント:
EZ-BASICを起動したら、まず最初に起動して頂きたいファイルマネージャ(ツール)です。各種ファイルのロード機能を軸として、グラフィックス、サウンド、アナログコントローラ入力といったものに関する、簡単なチェックも行なえます。3Dモデルに関する表示パラメータは、カメラコントロールページ等においてSTARTボタンを押すことでセーブもできます。
ファイルマネージャ ライト設定
メモリーカード内のファイルを一覧表示してロードすることができる モデルを表示して、ライトの色や向きも調整可能

評:
これはかなり便利なツールです。EZ-BASICで各種ファイルを管理する際に使いやすいように作られており、モデルの表示やテクスチャファイルの確認などもEZ-BASICで行なうことができるようになっています。コメント通り、「まず、起動して頂きたいツール」に仕上がっています。





★総評★


今回のコンテストでは、作品募集の告知から締め切りまでの期間が短かったこともあり、比較的簡単に作成できるシューティングゲームや、BASIC STUDIOの特徴であるモデルを使用したゲームなどが多くなるであろうと予想をしていたのですが、予想を裏切り多彩なジャンルの作品が応募されました。
この「ジャンルに捕らわれない」といった使い方は「BASIC STUDIO パワフルゲーム工房」のコンセプトの一つであり、ユーザーの方々からコンセプトがこのような形で表に出てきたことは「BASIC STUDIO」制作チーム一同、非常にうれしく思っております。
また、このようなコンテストの機会がございましたら、再び力作の数々をお送りいただければと思います。
最後に今回のコンテストに応募されたすべての方にお礼の言葉を述べさせて頂きます。
ありがとうございました。





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