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美しい3D画面によって本格的な鉄道シミュレーションが実現するA7の楽しさの一端がおわかりいただけただろうか。
でも,パソコンは苦手だし,ゲームの経験もあまりないし……,そんな思いを抱かれる方も多いことだろう。
そして,このソフトは高機能なだけに使用するパソコンにもかなりのスペックを要求することも事実だ。
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A7をプレイするためのパソコンの動作OSはWindows2000またはXPで,残念ながらMacOSには対応していない。
必要なスペックは動作環境に記載さてれいるとおりで、つまり快適にゲームを動作させるためには、
CPUがペンティアム4の2GHz以上、メモリが512MB以上必要だ。
ここ1年ぐらいの間に購入したマシンであれば、ほぼこのスペックは満たしているだろうが、もしCPUがやや力不足でも
メモリだけはぜひ512MB以上に増設してほしい。
そして、プレイ画面をご覧になっておわかりのように、このゲームは美麗な3D画面が特徴。
ということはモニタ画像を司るビデオ性能の善し悪しがプレイに大きく影響する。
皆さんが使っているパソコンで、おそらくいちばん性能不足の可能性が高いのがこのビデオ性能だと思われるのだ。
2~3年前のマシンであればビデオRAM(VRAM)の容量は32MBくらいのものが多い(VRAMの容量はマニュアルなどで確認しよう)。
ちょっと専門的になるがこうしたマシンでは、ビデオ機能がパソコンの本体基板(マザーボード)に内蔵されていることが多く、
必要最小限の性能を確保しているだけなのだ。そこで,A7をプレイするにあたってはぜひ、
128MB以上のVRAMを持つビデオカードの増設をおすすめしたい。
ビデオカードの増設というとなにやら難しそうだが、パソコンショップで「VRAMが128MB以上のビデオカードをください。
3Dゲームをするために増設します!」と尋ねてみれば色々と教えてくれるはずだ。このとき注意したいのは、
まずパソコンの本体ケースがフルタワー型の大きなものか、ミニタワーやキューブ型のような
小さなものかで増設できるビデオカードが変わってくるということ。
フルタワー型ではほとんどのカードが対応しているが、ミニタワーやキューブ型では「ロープロファイルのものを」と指定しよう。
そうしないとカードの高さが合わず増設できない。
また、ビデオカードを刺すマザーボードのスロットは、AGPと呼ばれるスロットが標準だったが、
最新型のマシンではPCIエクスプレスという規格も登場しているので、
自分のマシンに合った規格のボードを選択することが重要となる。 |
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パソコンのマザーボードにビデオカードを増設。ちょっと難しそうにも見えるが,ボードをスロットに刺すだけなので,
慎重に作業すれば大丈夫。写真はミニタワー型パソコンにロープロファイルのビデオボードを増設している様子。
RADEON8500,9000,9700,X800,X600などのRADEONシリーズや,
GeForce Ti4600,FX5200,FX5700,6800Ultra,PCX5900などのGeForceシリーズの
ビデオCPUを採用したビデオカードが対応している |
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ちょっと難しい話が続いたが,今自分が使っているマシンがA7をプレイするための
スペックをどの程度満たしているのかを簡単にチェックする方法があるので紹介しておこう。
それは,「A列車で行こう7ベンチマークソフト」を動かしてみるという方法だ。
下記ボタンをクリックするとダウンロードされます。

ソフトを走らせると,画面上にはA7のプレイ画面が現れて列車が動き回る様子が映し出される。
しばらく眺めていれば、CPUやグラフィックの性能が計測され、その結果が表示されるので、
どの部分をアップグレードすればよいかが判断できる。 |
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ソフトを走らせてしばらくすると計測結果が表示される
このデータからマシンのアップグレードの必要性が判断できる |
美しい画面が映し出されてパソコンの性能を計測してくれる
「A列車で行こう7ベンチマークソフト」 ソフトの購入やパソコンの
アップグレードの前にぜひ試してみたい |
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愛する鉄道が自分の手に……。
次回「11月号(10月15日発売)」では,いよいよ実際の路線づくりやダイヤの設定、
車両の選択など、本誌ならではの視点からゲームを楽しんでみたい。
『DJ鉄道』がどんな発展を見せていくのか,乞うご期待!
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*本ページの内容は『鉄道ダイヤ情報(9月号)』より抜粋しました。≪無断転載禁止≫ |
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