よりリアルな街の発展を再現するために、「A6」では今までの「A列車で行こう」シリーズと違い、時間の概念、進行が大きく変化しています。1年を12ヶ月、365日で構成するのではなく、Spring、Summer、Autumn、Winterの四季にわけて1年をコンパクトにまとめることで、1日の時間をゆっくりと流れるようにしました。これにより、従来のシリーズのように隣の駅まで何時間もかかってしまうことがなくなり、現実にそくした鉄道経営ができるようになりました。
また、写真のように時間の流れを緩やかにすることで、静寂な都市に差し込む朝日の光、すべてを赤く染める夕暮れ時、そして美しい夜景など移り行く都市の表情を彩る微妙な光の加減を表現することが可能になりました。
時間の流れが緩やかになったことで、これまでのシリーズに比べてダイヤ設定をきめこまかく行うことができるようになりました。これにより、通勤ラッシュ時に列車の運行を増発するなどの柔軟なダイヤを組むことが可能になりました。
はじめにダイヤ設定を行いたい車両を選びます。車両を選択すると現在の稼動状況まで表示されます。
次に設定する駅を選択します。ダブルスクリーンで選択中の車両と駅が同時に表示されるのでとてもわかりやすくなっています。
さらにダイヤ設定には上に示したような設定方法に加えて、新たに「対話式ダイヤ設定」を採用。購入した車両を配置すれば、車両の走る線路の先にある駅やポイントの設定を順を追って決めることができます。この「対話式ダイヤ設定」を使うことで、ダイヤ設定を簡単に行うことができます。
鉄道が都市に与える影響を、あらゆる角度から判断し発展させるEmotional City System(ECS)。当然、ダイヤ設定も都市の発展に影響を与えます。ここからはダイヤの設定によってどのように街が発展していくかを見てみることにします。
工場地帯のそばに面した小さな住宅地。この住宅地の近くにある駅と工場地帯にある駅のダイヤを調整することにします。このダイヤの調整がどのような変化を引き起こすのでしょうか?
8:30 住宅地の駅から工業地帯に向けての列車が発車します。
9:00 工業地帯の仕事が始まるころ、朝の列車が駅に到着しました。
7:00 帰宅する人々を乗せた列車が、家のある住宅地の駅に着きました。
6:30 工場地帯の仕事が終わり、家に帰る人を乗せた列車が発車します。
この様に朝の通勤時間にあわせて住宅地から工業地帯へと列車を運行させ、夕方も同じように工場での仕事が終わる頃に工場地帯から住宅地への列車を運行させます。このようなダイヤ設定を行うことで、住宅地から工場に勤める人たちが暮らしやすいような環境を作ります。
ダイヤ設定のおかげで工場地帯への通勤が便利になり、この地域に多くの人が移り住むようになりました。
また、多くの住人が住むことができるようにマンションも数多く建設されるようになりました。このように今回のA6では、ダイヤ設定によっても発展の仕方が変化していきます。
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