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調査報告書


反乱にいたる経過



西暦2190年代、人類の資源開発は地球にとどまらず、太陽系の惑星、衛星にまで広がっており、現在では、月、火星をはじめとして、アステロイドベルト(火星、木星間にある小惑星帯)や木星の衛星からも資源を採取している。
なかでも、1世紀前よりテラフォーミング(地球環境化)を施された火星および木星の3衛星は、資源採掘のための植民地として、地球と変わらぬ人類の新たな故郷となっている。
しかし、アステロイドベルトを含む木星圏は、開発化の遅れから、独立国家である火星の下位自治区として、長い間火星からの迫害を受けていた。

西暦2198年、この関係に不満を持ったアステロイド自治区は、火星からの独立権を主張し、「外惑星独立軍」を組織、木星の3衛星(エウロパ、ガニメデ、カリスト)に呼びかけ、木星圏の独立クーデターを企てた。しかし、木星の3衛星にある各自治区はこれに呼応せず、武力によって自らの自由を得ることに否定的な立場をとった。憤りを感じた独立軍はエウロパに対し、強引に無人機動兵器OKE揚陸艦を上陸させ、太陽系最大の資源採掘場を占拠する。事態を重く見た当局木星方面軍カリスト駐留師団は、軍本部のあるカリストよりOKE部隊を組織し、エウロパへ派兵をおこなった。期を同じくして、当局の司令本部も緊急派遣軍をエウロパに派遣した。


クーデター勃発時の太陽系図
クーデター勃発時の銀河図
クリックすると、拡大図が表示されます。(26.2kb)
※ZEUSの由来
木星の衛星がテラフォーミングされるのと時を同じくして、人類は木星(ジュピター)の”太陽化”に成功した。これ以後、人々は木星のことを「ゼウス(全知全能の神)」と呼ぶようになった。

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